6.3Dモードで編集してみよう




@3Dモードで階段を作ろう

前回作った階段と同じものを今度は3Dモードを使って作ってみましょう。「W」キーで3Dモードを起動して下さい。(前回までの作業データ:Download

マップの下側にある一番手前の64×128のセクターを探してその床にカーソル(黄色の点滅状態)を合わせます。まず、床の高さを変更します。先ほどの床を左クリックで選択(赤色の点滅状態)して下さい。選択しなくても高さを調整することは可能ですが、調整中にカーソルが外れてしまい不便です。


床を選択したらマウスのホイールを上方向へ2回転させて下さい。上方向へ1回転で高さが8上昇し、下方向へ1回転で高さが8下降します。


上図のようになればOKです。「C」キーを押して選択を解除して下さい。

次に天井の高さを変更します。同じセクターの天井にカーソルを合わせ左クリックで選択して、マウスのホイールを上方向へ2回転させて下さい。

これでこのセクターは調整完了です。「C」キーを押して選択を解除して下さい。

次のセクターの高さ調整に移ります。今回の階段作りは床の高さを上昇させると同時に天井の高さも同じ分だけ上昇させているのでセクターの床から天井の高さは128で固定です。この場合床と天井を同時に選択した後に高さの調整を行った方が少し楽です。


先ほど調整したセクターの隣にある64×128のセクターの天井と床を左クリックで選択して下さい。そしてマウスのホイールを上方向へ4回転させて下さい。


これで階段2段目ができました。「C」キーを押して選択を解除して下さい。

3段目と4段目も同じように天井と床を同時選択して高さを調整して下さい。同時選択した状態で3段目はマウスのホイールを上方向へ6回転、4段目はマウスのホイールを上方向へ8回転させて下さい。「C」キーによる選択解除も忘れずに。


これで階段の完成です。

次に奥のセクターの高さを調整します。3Dモードでも何かにカーソルが合っている状態、または選択されている状態で編集画面を開くことができます。

奥のセクターにカーソルを合わせて右クリックして下さい。

いつも見慣れたセクターの編集画面が表示されるので、「Ceiling Height」を256に、「Floor Heigth」を64に変更して下さい。「OK」をおして編集画面を閉じて下さい。これで高さの調整は終わりです。

Aテスクチャーの設定

階段の段差の部分が「!」表示のままなのでテスクチャーを貼りましょう。


左クリックで4つの段差の「!」部分を選択して、右クリックで編集画面を開きます。編集内容は前回作った階段と同じで、「Properties」タブにある「Settings」内の「Upper Unpegged」にチェックを入れて、「Sidedefs」タブにある「Front Side」の「Lower」テスクチャーを「Step5」に、「Back Side」の「Upper」テスクチャーを「BROWN96」に変更してください。編集が完了したら「OK」を編集画面を閉じて、「C」キーを押して選択を解除して下さい。


最後にテスクチャーを調整します。上図のテスクチャーにカーソルを合わせて「A」と「Shift+A」を押してテクスチャーのx軸とy軸を自動調整して下さい。「W」キーを押して3Dモードを終了して下さい。これでこの章は終わりです。

今回階段作りを通して通常画面と3Dモードの両方でのマップ編集方法を解説しましたが、どちらが使い易かったでしょうか?最初はあなたが使い易いと思った方法で行えば良いと思います。3Dモードでの編集はすぐに反映された結果見ることができるので直感的なマップ作成が可能ですが、大量の項目を一括編集するには向いていません。最終的には通常画面と3Dモードを上手く使い分けて効率よくマップ作成を行いましょう。