@デモを撮影しよう自分のプレイをlmpに記録しよう。Vanilla Doomでの起動を前提としたWADやBoom系のWADは頻繁にデモが撮影されています。ZDoomを初めとしたほとんどのソースポートでのデモの撮影は、バージョンごとにexeの仕様が変わり、デモの互換性が全くないため、あまり好まれません。(そのデモを再生する為にそのデモの撮影に使われたバージョンのexeが必要です。)PrBoom+はデモの撮影(や再生)に最も優れたソースポートなので、これ使ってのデモの撮影方法を解説します。 |
APrBoom+でのデモの撮影の仕方▲プロパティの画面 PrBoom+のどちらかのexeのショートカットを作成して下さい。そのショートカットのプロパティを開き「リンク先」の欄に以下のパラメーターで必要なものを加えて下さい。入力後、そのショートカットからPrBoom+を起動するとそこから撮影開始、PrBoom+を終了するまでのプレイ内容が全て記録されます。コマンド間は必ず一行以上空けてください。
※「-complevel」の設定をしなかった場合はPrBoom独自の形式でのデモ撮影になります。 ※「-iwad」「-file」パラメーターに関しては入力しなくてもPrBoom+起動時のWAD選択画面で設定できますが、Ultimate Doomに関しては、それを行うと「-warp」パラメーターが正常に作動しないので注意してください。 例1: (リンク)\glboom-plus.exe -complevel 3 iwad doom.wad -warp 3 8 -skill 4 -record e3m8CA 意味 「Doom.exeのCompatibilityでUltimate Doomのエピソード3、MAP8をUltra-Violenceのスキルでプレイ、そしてそれをe3m8CA.lmpに記録する。」 例2: (リンク)\glboom-plus.exe -complevel 2 iwad plutonia.wad -warp 32 -skill 4 -fast -record pl32faCA 意味 「Doom2.exeのCompatibilityでFinal Doom PlutoniaのMAP32をFast Monstersを付加して、Ultra-Violenceのスキルでプレイ、そしてそれをpl32faCA.lmpに記録する。」 例3: (リンク)\glboom-plus.exe -complevel 2 iwad doom2.wad -file scythe.wad -warp 26 -skill 5 -record sn26CA 意味 「Doom2.exeのCompatibilityでDoom2 PWADのScytheのMAP26をNightmare!のスキルでプレイ、そしてそれを sn26CA.lmpに記録する。」 |
BComplevelについてDoom2は「complevel 2」、Ultimate Doomは「complevel 3」でできるだけ撮影してください。Vanilla Doomで動く事を前提とされているUltimate Doom PWADは「complevel 3」、Doom2 PWADは「complevel 2」で撮影した方が良いと思います。お勧めはしませんがこれらのWADをPrBoom形式やBoom形式やMBF形式で撮影してもPrBoom+は自動で識別するので問題ありません。(complevelの対応番号の詳細はPrBoom+のusage.txtをご覧ください)しかし、Doom2を「complevel 4」で撮影する等の行為はややこしくなるだけなので、絶対に止めて下さい。Boom系のWADは「complevel 9」を使った方が良いです。 |
CFinal Doomのデモ撮影について最善のデモ形式は「complevel 2」か「complevel 4」のどちらかと聞かれれば私は答えられません。ただし「complevel 2」はこちらでファイル名を操作して、「complevel 2」に自動設定されるようにはできないので「complevel 4」の方がやや適切?ここは当人の判断に任せます。しかし、Plutoniaの続編(非公式だけど)「Plutonia2」がリリースされてから、少し状況が変わりました。PlutoniaやTNTのPWADに対しては「complevel 4」を使用することが一般のルールとして定められました。 |
DSpeedRunの種目についてこれ等はあくまでもSpeedRunの競技として、一般的に知られている種目です。無理にこれらの型にはめてデモを取る必要はありません。単にマップを自由に歩き周り、マップをクリアするプレイをWalkthroughと言います。
※UV-Max、UV-fastはKillsを100%するのとは少し意味が違います。Killsを100%するだけなら、アーチバイルで蘇生された敵を繰り返し倒す事でも可能です。逆にUV-respawnは単にKillsを100%にするだけなので、強敵を無視し、弱い敵を何回も倒して素早くKillsを100%にもっていく事が可能です。 ※Episodeとは、エピソード形式のWADの各エピソードと32面形式のMAP1〜MAP10、MAP11〜MAP20、MAP21〜30のそれぞれのことを指します。 |
Eファイル名について公式のデモのほとんどはある規則性に従ってファイル名がつけられています。その規則性に従ってファイル名をつければ自分のデモもちゃんとWADを識別してくれます。お勧めはこちら (wad名の略式)(MAP番号)-(カテゴリー)-(タイム)-(ユーザー名).lmp ※このファイル名のつけ方をすれば製品版のIWAD至っては全て自動で識別してくれます。(ただし、Plutonia, TNTは「complevel 4」)PWADの識別は保障できませんが、自動で識別しなかったところで、見るユーザーの手間が一つ増える程度です。あくまでも一例でもちろんこのやり方に拘る必要はありません。 (wad名の略式)(MAP番号) ほとんどのファイルはこれで識別されています。 **はあなたの撮影したマップ番号です。
(カテゴリー) これも各種目の略式です。
例:私のPlutonia map32 UV-Max 4:25のデモ pl32-max-425-tatsurd.lmp ここで紹介したwadや種目以外のファイル名については、既にそれをプレイした人のファイル名をまねるのが一番だと思います。できるだけわかりやすいファイル名をつける、必ずテキストを付属させるという点を守ればWADの自動識別に拘る必要はありません。 ※これらのデモをVanilla Doomのexeで再生する際は、ファイル名が8文字以下でないと再生できません。しかし、無理にそれらを使うユーザーはいないので気にする必要はありません。 ※Compet-NやDSDAにエントリーする際は、ちゃんとファイル名に規則があります。 |
Fテキストを付属するこれはマナーです。ネットで公開する場合はできるだけlmpファイルにテキストを付属して、zipに圧縮してください。Final Doomを「complevel 2」を撮影した場合等は特に必要です。その事をちゃんと書いて下さい。DSDAでよく使われるテンプレートを置いておきます。自由に使ってください。テンプレートの例はこちら |